2019ユースディベロップメント体制/JFAナショナルトレセンコーチ、指導者養成体制、JFAアカデミースタッフ体制について #jfa
アカデミー堺 メディカルサポートについて 〜JFAアカデミー堺スタッフ通信Vol.6 #jfa #nadeshiko #JYD
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。
今回JFAアカデミー堺のレポートを担当するのは、小野美香トレーナーです。
傷害予防の取り組み(セルフコンディショニングの習慣化を目指して)
JFAアカデミー堺のトレーナーの小野美香です。就任して2年目になります。今回は、JFAアカデミー堺のメディカルサポートの一部をお伝えします。
育成年代の選手が、セルフコンディショニングの習慣を身につける事は、外傷・傷害予防・パフォーマンス向上の観点から大切です。JFAアカデミー堺では、平日は寮に寄宿し、週末・長期休暇は帰省して所属チームでの活動をしています。そのため、週末・長期休暇の過ごし方は、選手に委ねられます。選手自身で考えて、自分で身体のメンテナンスが出来るようになってほしいと思い、選手たちには日々そのことを伝えるようにしています。
トレーニング前に、選手が行っているセルフコンディショニングについて紹介します。全体練習が始まる前に、ストレッチや、ムーブメントプレパレーション(柔軟性・可動性の向上、体幹の安定性の向上を目的とした動的ストレッチ)、各選手の課題や弱点を考慮した個別メニューを実施してもらっています。個別メニューはトレーナーから提示されたものもありますが、選手自身が自分で弱点克服のため考えて行っているものもあり、内容によっては取り組んでいる様子をみながら、より効果的な方法やアドバイスを適宜行い、選手が自発的に行う姿勢をフォローするようにしています。
傷害発生後の取り組み
傷害発生後、全体練習に合流出来ない選手に対しては、各個人にメニューを作成しています。メニューについては、運動目的や正しい方法、復帰のためになぜこのトレーニングをしているのか説明するようにしています。選手によっては、身体の使い方や弱点克服が不十分なため、傷害を再発してしまう場合もあります。
傷害の再発予防のため、怪我をしている選手には特に、練習前後のセルフコンディションニングの方法やその重要性を指導しています。全体練習に復帰後は、声掛けを多く行い、セルフコンディショニングが定着するように努めています。
選手の中には怪我をして精神的に落ち込んでいる場合もあります。出来るだけ選手の話を傾聴し、選手の気持ちを把握したり、遊びの要素も取り入れるなど復帰メニューを工夫するようにしています。またスタッフ皆で関わる事で、多角的なサポートが出来るため、選手の状態をスタッフ間で共有し、スタッフ全員でサポート出来るようにしています。
感染予防の取り組み
インフルエンザが流行する季節になりました。JFAアカデミー堺は、総勢36名の選手が寮生活を送っています。週末は、公共交通機関を利用して帰省し、日曜日に寮に帰ってきます。このような生活スタイルのため、選手一人一人が感染予防の意識を持ち行動することが、感染予防には必須です。
今年度はインフルエンザが流行する前に、選手には感染予防のレクチャーを行いました。インフルエンザの特徴や、咳エチケット、具体的な感染の予防方法を重点的に話し、実践として下校後は、1階の洗面所で手洗い、うがい、手指消毒を行い、2階の寮室にはウィルスを持ち込ませないようにしました。皆が見るホワイトボードに感染予防のメッセージ「手洗い、うがい、手指消毒、換気、加湿」を記載しこれを合言葉に、予防に取り組むようにしました。
感染予防の目的を実感しやすいように、選手が楽しみにしている行事(J-GREEN SAKAI Lady‘s Festival、三年生は高校受験、二年生はアメリカ遠征、一年生は学校行事のスキー実習)を目標に、感染予防で全員が参加しよう、と話すようにしています。選手の日々の努力もあって、今年度は昨年と比較してインフルエンザの感染者数が大幅に少なく、J-GREEN SAKAI Lady‘s Festival には全員が参加することができました。
JFAアカデミー堺 今年度の目標や決意表明の途中経過 #jfa #nadeshiko #JYD
JFAアカデミー堺では、現在36名の選手が在籍し、将来の夢や目標に向かって日々のトレーニングに励んでいます。3学期も半分を過ぎ、今年度も残すところ約1ヶ月となりました。
1月末には、U-16中国女子代表チームとトレーニングマッチを行いました。2月4日(月)には、学期に1回のマナーセミナーを実施し、手紙の書き方や食事のマナーを学びました。3年生は卒校が目前に迫り、次の進路に向けての準備を進めながら、残りわずかとなったアカデミーでのトレーニングにより一層集中して取り組んでいます。2年生は、2月13日(水)より1週間のUSA CAMPに出発しました。1年生は、堺市立月州中学校のスキー合宿に参加し、クラスメイトと親睦を深めていました。
4月に始まった今年度も終盤を迎えています。選手たちの成果と課題を振り返ります。
アカデミー生コメント
作山亜沙美選手(中3:5期生/FCヴィトーリア)
私は3年生になってから、公立高校を受験するために「勉強とサッカーの両立をする」という目標を立てました。朝、みんなより早く起きて勉強をしようと決めました。しかし、最初のうちは早く起きることが難しく、起きることができたとしても授業中に眠たくなってしまったり、サッカーのことを考える時間があまりとれなくなってしまいました。
しかし、毎日続けていたら慣れてきて、勉強時間を確保できるようになって、成績が伸びていることも実感できてきました。今も毎日、公立高校の受験に向けて、一生懸命勉強しています。
アカデミーでサッカーのトレーニングができるのも残り1ヶ月ほどになりました。3年間一緒に過ごしてきた5期生の仲間とトレーニングできるのも限られた時間しかありません。一日一日の練習をもっと頑張って、仲間と過ごせる時間を大切に有意義に過ごしたいと思います。
長尾ののか選手(中2:6期生/FC.フェルボール.MIMOSA)
私は、今年度は3年生と一緒にAチームでトレーニングしてきました。運動量を上げること、パスの質を高めること、攻守の切り替えを早くすることを目標にしてプレーしてきました。3年生とのトレーニングは、はじめはパススピードや球際の強度についていくことができませんでした。そのため、目標にしていたプレーに近付けず、自信を持てなくなった時期もありました。しかし、毎日の練習を積み重ねていくうちに、少しずつできることが増えてきました。
先月末に参加した「J-GREEN SAKAI Lady's Festival U-15」ではAチームとして出場し、通用したプレーとそうでなかったプレーがはっきりしました。相手に通用したプレーは、左足のキックです。サイドから左足でクロスを上げ、攻撃に繋がりました。自分の強みとして、もっと磨いていきたいです。反対に、右足からのパスの精度が課題です。もっと質の高いパスを出していれば、ゴールに繋がったかもしれないパスが、精度が低かったために相手にカットされてしまいました。気づいた反省点をこれからの練習で改善して、自信を持ってプレーしていきたいと思います。
生活面では、2年生になってから気が緩んでしまい、起床時間に遅れることがあります。生活がしっかりしていなければ、サッカーにも影響すると思いますし、あと数ヶ月で最高学年になるので、後輩の手本になれるような姿を見せなければ行けません。気を引き締めて、何事にも積極的に取り組んでいきたいと思います。
古田彩瑛選手(中1:7期生/ASハリマアルビオンユース)
私は4月にJFAアカデミー堺に入校してから、自分のことは自分でする力がつきました。今までは、親になんでも任せてしまっていたり、甘えていたことも、寮生活をしていくためには自分でできなければいけませんでした。ミスをすることもありますが、気づいたときに自分から行動するように気をつけて生活しています。
サッカーのトレーニングでは、できることが少しずつ増えていることも実感していますが、課題がたくさんあります。パスの質をもっと上げることと、相手にボールを奪われたときの切り替えを早くすることが今の目標です。そして、3学期に入ってから怪我をしてしまったので、まずは早く治して、リハビリを頑張ります。
あと少しで3年生が卒業し、新入生が入ってきます。私たちも一つ学年が上がります。後輩の見本になれるように、リーダーシップをとって頑張っていきたいです。
JFAアカデミー堺6期生 USA CAMP2019を実施 #jfa #JYD #nadeshiko
2月13日(水)から2月20日(水)にかけて、JFAアカデミー堺6期生(中2)12名はカリフォルニア州サンノゼ市を拠点にUSA CAMPを実施しました。
アメリカでは3試合の親善試合を行うとともに、オフ・ザ・ピッチでは4日間のホームステイや、サンフランシスコ市内観光、サンタクララ大学訪問、スタンフォード大学訪問、大学バスケットボール公式戦観戦など、様々な活動を通して現地の人々と交流し、日本とは異なる文化や生活を体験しました。
今回のキャンプに向け、事前学習としてアメリカの基本情報から文化・教育・歴史について理解を深め、準備を進めてきました。ネイティブな英語に初めは戸惑いながらも、期間中は現地の方々と積極的にコミュニケーションを図り、日本と異なる生活・文化・サッカー環境を肌で感じ、有意義な時間を過ごしました。
アカデミー生コメント
田中晴菜選手(中2:6期生/FC BASARA甲賀レディース)
私は、USA CAMPを終えてたくさんのことを学びました。サッカーではフィジカルの違いやスピードの違いに驚きました。相手に何度もスピードで抜かれてしまうことがあって私はついていけませんでした。改善するために予測してプレーすることでインターセプトができたり、相手に自由を与えないようにプレーしたりすることができました。2試合目と3試合目では得点することができたので嬉しかったです。オフ・ザ・ピッチでは、ホームステイをしたときにホストファミリーとの会話の難しさを感じました。問いかけられても何を言っているのか全く理解することができず、携帯の翻訳機能に頼ることしかできませんでした。このままでは私の目指している世界で活躍する選手になれません。これからの生活で英語の勉強を特に頑張ります。USA CAMPで学んだことを、これから1つでも多く実践できるように、そして世界でプレーするためにコミュニケーション能力を高めたいと思います。
正木美里選手(中2:6期生/Atletico FeminA)
私は英語が苦手なので、USA CAMPに行く前から不安で緊張していました。アメリカで出会ったホストファミリーがとても優しく、なかなか英語を聞き取れない私にもゆっくりと分かりやすく話しかけてくれました。私は、知っている単語やジェスチャーを使って何とか会話することができました。英会話はすごく難しかったけど、伝わるように工夫することで少しでもコミュニケーションが取れることを学びました。ホストファミリーの子どもとも仲良く遊ぶことができて楽しかった分、お別れの時は寂しくなりました。サッカー活動では、スピードで相手に負けてしまったり、身体をぶつけてもふらついたりと、フィジカル面で通用しないこともありましたが、良いテンポでパスをつなぐことで得点できたプレーもありました。私の課題は、ボールを受ける前の準備と正確なパス、コントロールをすることです。簡単にボールを失うと一気にカウンターを受けてしまいます。そのため、もっとテクニックの質を上げていかなくてはいけません。これからのアカデミーのトレーニングでも意識して取り組んでいきたいです。
山本葉桜選手(中2:6期生/アンジュヴィオレBINGO)
USA CAMPを終えて、私はたくさんのチャレンジをすることができました。私はコントロールやパス、シュートといった基本的なテクニックにおいて、利き足ではない左足の質が低いのでこれまではミスを怖がって避けることが多かったけど、今回のキャンプでは左足でのプレーにも積極的にチャレンジしました。ボールを保持したあとに考えてしまい、プレーの判断が遅くなってしまう時がありますが、ボールを受ける前に周りを観て次のプレーのイメージを持つことで、アプローチスピードの速いアメリカの選手に対しても簡単にボールを失わないように意識してプレーすることができました。ホームステイや対戦チームとの食事会では、自分から話しかけて質問することなど、日本では経験できない機会を大切にして、積極的に取り組んでいくことができました。今回アメリカでの経験から見つけた自分の成果と課題を、これからのアカデミー生活につなげていきたいです。
JFAアカデミー堺 5期生卒校式を実施 #jfa #JYD #nadeshiko
3月13日(水)J-GREEN堺にて、竹山修身堺市長、赤須陽太郎スクールマスター、今井純子女子委員長をはじめとする多くの方々に見守られる中、JFAアカデミー堺5期生(中3)の卒校式が行われました。
13日(水)午前10時から、3年間通学していた堺市立月州中学校の卒業式が行われ、校長先生から授与された卒業証書を手にした5期生の12名は、誇らしげな表情で寮に戻ってきました。
午後からのJFAアカデミー堺の卒校式では、今井純子女子委員長より「大変な時にこそアカデミーのフィロソフィーを思い出してください。夢ははっきりと持って、夢にはどうやって近づいていけるかを具体的に考えながら頑張っていきましょう」とはなむけの言葉がありました。
その後、赤須陽太郎スクールマスターより卒校証書が授与され、5期生の12名は、3年間の学びを振り返ると共に、ひとりひとりが未来への決意を表明しました。
卒校生は、コーチやスタッフ、後輩達に見送られ、3年間共に過ごした仲間との別れを惜しみながらも、互いにこれからの活躍を約束し合って、JFAアカデミー堺を巣立って行きました。
JFAアカデミー堺 5期生進路先一覧
名前 | ふりがな | 進路先 |
---|---|---|
朝倉 加奈子 | あさくら かなこ | 大阪学芸高等学校 |
大西 夏奈 | おおにし かな | 岡山県作陽高等学校 |
大場 柚季 | おおば ゆずき | 神戸弘陵学園高等学校 |
奥田 愛理 | おくだ あいり | 福井工業大学付属福井高等学校 |
川嶋 真代 | かわしま まよ | 大阪学芸高等学校 |
北岡 梨愛里 | きたおか りあり | 大商学園高等学校 |
香山 京子 | こうやま きょうこ | 兵庫県播磨高等学校 |
作山 亜沙美 | さくやま あさみ | FCヴィトーリア |
篠田 帆花 | しのだ ほのか | 日ノ本学園高等学校 |
恒石 彩華 | つねいし あやか | 福井工業大学付属福井高等学校 |
徳弘 海羽 | とくひろ みはね | 追手門学院高等学校 |
松崎 花菜 | まつざき はな | 藤枝順心高等学校 |
アカデミー生コメント
朝倉加奈子選手(中3:5期生/岡山湯郷Belle Espoir)
アカデミー堺での3年間で、私はたくさんのことに挑戦してきました。挑戦してきたからこそたくさん失敗し、自分を見つめ直すことができたと思います。挑戦とは、強い相手や困難なものごとに勇気を出して立ち向かうという意味です。しかし私は、アカデミー堺での生活を通して、挑戦は立ち向かうという意味だけではなく、自分の弱点に気づくきっかけだと感じました。挑戦しなければ自分の弱点には気づけないし、改善することはできません。アカデミー堺で励んできたからこそ、自分なりの挑戦という言葉の意味を見つけられたと思います。卒校を迎えた今でも、まだまだ課題はたくさんあります。これからは、違う環境での生活が始まり、サッカーでも人間性でもさらに成長したいです。課題を改善し、成長するために、私はこれからも挑戦し続けます。
松崎花菜選手(中3:5期生/FCヴィトーリア)
私はJFAアカデミー堺で過ごした3年間を誇りに思います。アカデミーでは、サッカーでも生活でも、毎日努力した結果、できなかったことができるようになったり、新しい発見ができたり、たくさんのことを身につけることができました。私が何よりも誇りに思うのは、3年間ともに成長し、良きライバルでもあった5期生のみんな、悩んでいるときや上手くいかないときにはアドバイスをくれたコーチのみなさんです。苦しいときや悩んでいるとき、一緒に乗り越えてこれたし、そのおかげで仲間の大切さを知ることができました。アカデミーで過ごした3年間を誇りに、高校生になっても、良い人間関係を築き、サッカーでも生活でもたくさんのことを身につけてレベルアップしていきます。
正木美里選手(中2:6期生/Atletico FeminA)
私は在校生を代表して送辞を読みました。5期生の先輩の大切な卒校式で、自分が失敗してはいけない、と思ってとても緊張しました。でも、気持ち良く送り出せるように頑張ろうと思いました。私がJFAアカデミー堺に入校したばかりで何もわからないとき、5期生のみなさんは何事も一つ一つ丁寧に教えてくれました。そして、いつも礼儀正しくてアカデミー生としてふさわしい行動でリードしてくれました。これからは私たち6期生が最高学年になります。最高学年としての自覚を持ち、後輩たちの模範となれるように頑張っていきます。
西嶋桃花選手(中1:7期生/RESC GIRLS U-15)
私は卒校式で司会を担当しました。急ぎすぎずに、会場の状況を見て話し始めることを心がけました。とても緊張しましたが、練習をしているときから、3年生から「頑張って」と声をかけてもらっていたので頑張ることができました。卒校式では、3年生が決意表明を発表しました。3年間積み上げてきたことを自信を持って発表している姿が本当にかっこいいと思いました。先輩たちは、サッカーのトレーニング中に私が困っているとアドバイスをしてくれたり、助けてくれました。5期生のような、優しくて尊敬される先輩に、私もなりたいと思います。
JFAアカデミー堺 1年間の活動を振り返って #jfa #JYD #nadeshiko
4月に7期生を迎えてスタートした今年度の活動も、早いもので1年が経とうとしています。
1学期は、5月のU-15中国女子代表チームとの国際親善試合や、インターナショナルコーチングコース参加者との交流、6月のサンラモンFCの受け入れ等、J-GREEN堺に集まる海外のチームや指導者との国際交流の機会に恵まれました。
2学期は、体育大会や文化活動発表会などの学校行事が多く、中学校生活も充実したものになりました。
恒例の9月の「堺まつり」では、7期生(1年生)が大パレードに参加し、堺市の魅力を知ると共に、堺のみなさんに応援して頂いていることを実感できた様子でした。
1年間の締めくくりとなる3学期は、5期生(3年生)は進路を見据えてトレーニングに一層集中した日々を送りました。6期生(2年生)は、2月にUSA CAMPを実施し、アメリカの同年代のチームとのトレーニングマッチに刺激を受け、USA CAMP終了後はこれまで以上に向上心を持ってトレーニングに取り組んでいます。7期生(1年生)は、まもなく初めて後輩を迎えます。上級生としての自覚をもって、今後の活動に取り組みます。
アカデミー生コメント
松永一紗選手(中2:6期生/FCヴィトーリア)
私は、コミュニケーション能力を高めることが今年度の目標でした。1年生のときは、自分から話しかけることが苦手で、いつも受け身でした。しかし、今年は自分から話しかけて行き、コミュニケーションを積極的にとるように努力しました。日常生活の場面でもサッカーの場面でも、思っていることを話してコミュニケーションをとることで、お互いの気持ちがわかりました。困っている後輩がいたら、自分から声をかけて教えたり助けることができました。私は4月から3年生になります。最高学年として、後輩の見本になれるように頑張っていきたいです。練習前にはグラウンドに早く行って準備をしたり、たくさんのことにチャレンジしたりして、行動で表していきたいです。
林美希選手(中2:6期生/FCヴィトーリア)
私は1年間、オンザピッチでは2つのことを意識してトレーニングをしました。1つ目はプレーの確実性です。コントロールやパスのミスでボールを失うことがないように、日常のトレーニングでボールの置き所やパスのずれがないように1本1本を集中して取り組む用にしました。2つ目は守備のアプローチの距離とステップワークです。今まではアプローチの距離が遠かったり、ステップでついて行けておらず、簡単に相手にパスを出させてしまったり、ドリブルで抜かれてしまうことが多かったです。そのため、アプローチの距離を意識しながら、簡単に足を出さずにステップでついて行くようにして、相手の動きを見極めてから体を入れるようにしました。オフザピッチでは、自分の言いたいことをはっきり伝えることに取り組みました。しかし、自分の思っていることや言いたいことが相手に上手く伝えられないことが多いです。もうすぐ3年生になるので、自分の言葉や行動に責任を持ち、積極的に行動していきたいです。
杉本結月選手(中1:7期生/FC BASARA甲賀レディース)
私はJFAアカデミー堺に入校してすぐの時、いつ何をすれば良いのか等、寮生活のことが何もわかりませんでしたが、先輩達が優しく教えてくれました。今では、周りの状況を見て、自分で考えて行動することができるようになりました。マナーセミナーや法教育などのプログラムも受けることができ、食事の仕方や法律について学ぶことができました。そしてサッカーの面では、毎日とても良い環境で練習ができています。そのことに感謝しています。しかし、怪我をしてから約半年ほどサッカーをすることができず、リハビリに取り組みました。私は怪我をするまでは、自己管理に対してあまり真剣に考えていなかったように思います。怪我をしたことで、自己管理の大切さがわかり、アイシングやストレッチをしっかり行うようになりました。もうすぐ後輩が入校してきます。私が先輩に優しく教えてもらったように、新入生が困っていることはないか、自分から気にかけて声をかけていこうと思います。
JFAアカデミー堺 8期生が入校 #jfa #nadeshiko
4月3日(水)、J-GREEN堺にてJFAアカデミー堺8期生の入校式を行いました。
赤須陽太郎スクールマスターからは「苦しい道に直面したら、入校したときの決意を思い出して、逃げずに、投げ出さずに前向きに将来の自分に向かって、志を立てて努力して欲しい」と激励が贈られました。
また、手塚女子副委員長から贈られた「夢を実現するために、この3年間をどう過ごすか、何を意識してどのように努力していくのか、それがとても重要。感謝の気持ちを忘れずにサッカーや勉強に励んでください」という言葉を、真剣な眼差しで聴いていた8期生は、JFAアカデミー堺に入校したことを改めて実感し、気を引き締めている様子でした。
そして、ご来賓の皆様や保護者の方々、在校生やスタッフに見守られる中、8期生12名はそれぞれ「夢・誇り・創造・責任・自由・なでしこ・挑戦・仲間・向上心・感謝・情熱・堺」をテーマに決意を述べました。多くの方から激励の拍手を贈られた8期生は、夢に向かって挑戦し続ける気持ちを強めていました。
アカデミー生コメント
山本葉桜選手(中3:6期生/アンジュヴィオレBINGO)
私は入校式で、在校生代表の歓迎の言葉を述べました。たくさんの方の前に立つことはとても緊張しましたが、新入生に歓迎の気持ちがしっかりと伝わるように大きな声で発表しました。
8期生の決意表明発表は、みんなとても大きな声でしっかりと発表していて、よく伝わってきました。8期生が入校し、今日から私は最高学年となりました。リーダーシップを持って、後輩達を引っ張っていけるように頑張っていきます。
村田梨帆選手(中1:8期生/FC BASARA甲賀レディース)
私は、サッカーを始めたころからあこがれていた、ここJ-GREEN堺でサッカーができることがとても嬉しいです。自分の夢に向かって、3年間のアカデミー生活で、自分から積極的に行動することを心がけ、リーダーシップのとれる信頼される選手になることを目指します。
私が通う月州中学校では、たくさん友達をつくります。
そして、古墳などの歴史や自然豊かな堺についてたくさん学び、堺の人々とのつながりを大切にしていきます。
三納咲希選手(中1:8期生/RESC GIRLS U-15)
私の夢である、なでしこジャパンのなでしことは、何枚もの花びらが重なって咲いている美しい花のことです。私はなでしこの花を見たとき、「この花びらのように、努力や練習を積み重ねたら、世界中から注目されるような美しいプレーができるようになるんじゃないか」と思いました。そして、私の思う美しいプレーができるようになったとき、なでしこジャパンに入れると思います。そのために私は、なでしこらしくひたむきに、誰よりも真剣に集中して練習に取り組みます。
髙井更紗選手(中1:8期生/徳島ラティーシャ)
JFAアカデミー堺に入校する選手には、大きな責任があると思います。入りたくても入れなかった選手に対して、そして、アカデミーという道を選んだ私たちの意見を尊重してくれた両親に対して、ここでしっかり頑張ることが私たちの責任だと思います。
この道に進んだからには、なでしこジャパンになるという夢を叶えたいです。判断力に優れ、自己主張のできる選手を目指します。そのために、何事にも精一杯の力で取り組んで、JFAアカデミー堺で過ごせる一日一日を大切にしていきます。
8年目を迎えたアカデミー堺 〜JFAアカデミー堺スタッフ通信Vol.7 #jfa #nadeshiko
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。
今回JFAアカデミー堺のレポートを担当するのは加藤賢二チーフコーチです。
8年目スタート
JFAアカデミー堺のチーフコーチをしています加藤賢二です。今年で4年目となります。JFAナショナルトレセンコーチ女子担当のサブチーフも兼任しています。
JFAアカデミー堺はこの4月で8年目を迎えました。これまでに1期生から5期生までの59人が巣立っていきました。1期生は今年二十歳になります。
現在のJFAアカデミー堺は6期生から8期生までの36名が在籍しています。スタッフはGKコーチを含めテクニカルのコーチが4名にアスレティックトレーナーと総務兼選手管理を合わせて6名です。昨年度から引き続き同じ顔ぶれの6名で指導をします。スタッフが前年度と全く同じ顔ぶれでスタートするのはJFAアカデミー堺開校以来、初めてのことです。強力なスタッフのチームワークで元気な子供達のパワーに負けないように頑張っていきます。
JFAアカデミー堺“らしさ”
JFAアカデミー堺は中学生の3年間、週末帰省型の活動となります。よって月曜日から金曜日までアカデミーで生活し、週末や夏休みなどの長期休暇中は帰省して地元の所属チームで活動します。JFAアカデミー堺として公式戦などのチーム活動はありませんので、アカデミーでの日常のトレーニングの成果を実践する場は、それぞれの選手が所属するチームとなります。アカデミーは帰省先の所属チームでは中心選手として活躍する選手が集まっていることもあり、元気で活発な選手が揃っています。通っている中学校では、どの学年も学級代表を任される選手が多く、学校の仲間からも信頼を得ているようです。しかし、良い方向に進んでいるときは元気で活発な選手が多いことはプラスに作用しますが、アカデミーでの3年間は楽しいことばかりではありません。アカデミーで、所属チームで、または学校でミスをしたり、自分の思うようにいかないことや、仲間とも意見が合わずに対立することもあるでしょう。時には思わぬトラブルに巻き込まれることも。個性が強い選手たちが集まっていればこそ、そんな時には大きくマイナス方向に振れることもあります。しかし、そういった失敗や対立を恐れて何もアクションしない、自分の意見を言わない選手にはなって欲しくありません。アカデミー堺“らしさ”とは、みんなが持ち前の無邪気さ、明るさ、素直さを持ち続けて、互いに共鳴しながら成長していけるところです。自分の個性をしっかりと認識し、基本的なマナーや生活習慣をベースとして、その上に自分の個性を積み上げて欲しいと思っています。
36人の掛け算
以前読んだ本の中に、第1次南極観測隊で副隊長兼越冬隊長を務めた西堀榮三郎氏の言葉で「同じ性格の人たちが一致団結しても、その力は和の形でしか増やせない。異なる性格の人たちが団結すれば積の形で大きくなる」とありました。私は、JFAアカデミー堺の選手たちもこれに当てはまると考えます。
36人がそれぞれ異なった強い個性を持って欲しいです。指導者として扱いやすい選手(指導者の方を向いている風な選手)ばかりでは36人が一致団結しても大きなパワーは出せません。異なる個性が団結してこそ積の形で大きなパワーとなってくれるはずです。我々、JFAアカデミー堺のスタッフは選手の個性を引き出し、より磨きをかけるような指導を目指しています。
JFAアカデミー堺新年度がスタート #jfa #nadeshiko
JFAアカデミー堺は、8期生(中学1年)12名の新たなメンバーを迎え、新年度がスタートしました。
4月3日(水)、8期生はJ-GREEN堺で入校式を終え、翌4月4日(木)には堺市立月州中学校の入学式に出席しました。
4月8日(月)からは、中学校生活が本格的にスタートしました。
6期生(中学3年)は、最高学年として、サッカー技術はもちろん、学校生活、寮生活でもリーダーシップをとって、下級生の見本になれるよう活動していきます。また、修学旅行や体育大会など、中学校でのイベントも多く予定されています。
7期生(中学2年)は、一つ学年が上がり、これまで以上に自分のことを自分でしっかり行うことが求められます。トレーニング前後のストレッチやセルフケアを自主的に行い、良いコンディションでトレーニングできるよう、これまで学んだことを活かして取り組んでいきます。
アカデミー生コメント
松永一紗選手(中3:6期生/FCヴィトーリア)
私の今年の目標は、リーダーシップをとれる人に成長することです。私はあまり自分の意見を言えずに、人に合わせてしまうことがあります。自分から思っていることを発言できずに、嫌な気持ちになってしまうこともありました。お互いの考えていることや気持ちがわからないと、寮生活でもサッカーでも、仲間と力を合わせることができないと思います。意見が違う時も、ちゃんと話し合うことで、協力していけると思います。いきなりリーダーシップのある人になることは難しいことですが、少しずつ自分の意見をしっかり言ったり、仲間から信頼される行動をして、最高学年としての自覚を持って頑張っていきます。
森のの子選手(中2:7期生/NGUラブリッジ名古屋Jr.ユース)
私は、サッカーと勉強の両立を目指します。1年生の時は、サッカーも勉強も中途半端な結果になってしまったと思っています。これから、夏に開催される全日本U15女子サッカー選手権大会に向けて、県予選が始まります。私は去年、予選では出場し、チームは全国大会出場権を得ましたが、全国大会では出場機会がありませんでした。とても悔しかったので、今年こそは出場したいです。それに向けて、トレーニングを真剣に取り組むことはもちろんのこと、オフの日にもストレッチをしっかりするなど、サッカーに繋がる過ごし方を実践して頑張っています。勉強面では、2年生になり、授業の内容が難しくなってきましたが、毎日の学習の時間を大切にして、こつこつ勉強していきたいです。後悔のない1年間になるように、危機感を持ちながら生活していきます。
纐纈なぎは選手(中1:8期生/楠クラブレディース)
私はJFAアカデミー堺に入校し、ここでの生活が始まったことがとても嬉しいです。せっかくここで生活できるチャンスを得たのだから、目標をしっかり持って、それに向かって頑張ることが大切だと思います。私は、一日一日の練習を大切にして、強い気持ちを持って積極的にチャレンジしていくことを目標にします。JFAアカデミー堺の一員であることに自信を持って、たくさんのことにチャレンジしたり、行動に移せる選手を目指して取り組んでいきます。
JFAアカデミー 2020年度入校生選考試験・説明会について #jfa #nadeshiko #JYD
JFAアカデミーでは2020年度入校生を募集します。各校の募集要項や選考試験日程については、下記をご確認ください。
JFAアカデミー福島
JFAアカデミー熊本宇城
JFAアカデミー堺
JFAアカデミー今治
なお本アカデミーをよりご理解いただくために以下の日時・会場で、説明会(約1時間)を開催いたします。
説明会へのご参加については、事前の申込みは必要ございません。当日、開始時刻までに直接会場にお越しください。
保護者やチーム関係者の方など、どなたでもご参加いただけます。
JFAアカデミー福島 説明会
日時 | 場所 |
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6月6日(木)14:00~ | JFAハウス4階 〒113-8311 東京都文京区サッカー通り 公益財団法人日本サッカー協会 |
6月9日(日)15:00~ | 郡山市民交流プラザ 第1会議室 〒963-8002 福島県郡山市駅前2-11-1 ビッグアイ7階 |
6月14日(金)18:30~ | 静岡駅パルシェ7階 第1会議室 〒420-0851 静岡県静岡市葵区黒金町49 |
6月23日(日)16:30~ | 一般社団法人大阪府サッカー協会 〒550-0004 大阪府大阪市西区靱本町1-7-25 イトーダイ靭本町ビル6F |
7月1日(月)17:30~ | JFAハウス4階 〒113-8311 東京都文京区サッカー通り 公益財団法人日本サッカー協会 |
7月5日(金)17:30~ | JFAハウス4階 〒113-8311 東京都文京区サッカー通り 公益財団法人日本サッカー協会 |
JFAアカデミー熊本宇城 説明会
日時 | 場所 |
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5月12日(日)12:00~ | JFAアカデミー熊本宇城 〒869-0606 熊本県宇城市小川町河江52-1 |
6月9日(日)12:00~ | |
7月28日(日)16:00~ | |
8月18日(日)16:00~ |
JFAアカデミー堺 説明会
日時 | 場所 |
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6月23日(日)18:00~ | 一般社団法人大阪府サッカー協会 〒550-0004 大阪府大阪市西区靱本町1-7-25 イトーダイ靭本町ビル6F |
7月7日(日)18:00~ |
JFAアカデミー今治 説明会
日時 | 場所 |
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6月7日(金)19:00~ | 松山市総合コミュニティセンター 第1会議室 〒790-0012 愛媛県松山市湊町7-5 |
6月10日(月)19:00~ | 岡山国際交流センター 3階研修室 〒700-0026 岡山県岡山市北区奉還町2-2-1 |
6月14日(金)19:00~ | 今治市営中央体育館 大会議室 〒794-0026 愛媛県今治市別宮町6-2-2 |
6月17日(月)19:00~ | 伊予三島運動公園体育館 大会議室 〒799-0422 愛媛県四国中央市中之庄町1665-1 |
6月21日(金)19:00~ | 福山市ものづくり交流館 セミナールームC 〒700-0026 広島県福山市西町1-1-1 エフピコRiM7F |
6月28日(金)19:00~ | 高知市総合体育館 第2会議室 〒720-0067 高知県高知市大原町158 |
7月5日(金)19:00~ | RCC文化センター 605会議室 〒730-0015 広島県広島市中区橋本町 5-11 |
7月6日(土)19:00~ | 高松市立東部運動公園 第4会議室 〒761-0104 香川県高松市高松町1347-1 |
7月8日(月)19:00~ | ふれあい健康館 第1会議室 〒770-8053 徳島県徳島市沖浜東2-16 |
JFAアカデミーとは
「世界基準」をキーワードとし、あくまでも個の育成を目的とします。
ロジング形式による教育により、能力の高い者に良い指導、良い環境を与え、長期的視野に立ち、集中的に育成します。
また、サッカーはもちろん、人間的な面の教育も重視し、社会をリードしていける真の世界基準の人材、常に(どんなときでも、日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成を目的とします。
才能を持つだけでは、必ずしも開花するとは限りません。才能を持つ者に良い環境を与え、本人の努力を伴わせることにより、世界に通用する選手を育成します。
各校の詳細概要は下記をご参照ください。
JFAアカデミー堺「英会話」プログラムがスタート #jfa #nadeshiko
JFAアカデミー堺では、サッカーだけでなく、社会性や国際性を育む教育も重視しており、様々なJFAプログラムを実施しています。そのうち「英会話」のプログラムでは、ネイティブスピーカーの講師による実践的な会話を中心とした授業を行っています。
今年度の「英会話」プログラムが、5月13日(月)にスタートしました。年度が替わり新しい講師になり、授業前の選手達は少し緊張していましたが、エリック先生のユーモア溢れる授業展開にすぐに夢中になり、知っている単語を一生懸命聞き取って、積極的にコミュニケーションを取っていました。英語圏の国の文化や観光地などの紹介もあり、選手達は興味深く写真を眺めながら説明を聞いていました。
アカデミー生コメント
林美希選手(中3:6期生/FCヴィトーリア)
私は去年、先生の言っていることをなんとか聞き取ることで精一杯で、自分から発言することがあまりできませんでした。それに、USA CAMPに行った時も英語で質問されたことが理解できずに困ったり、わからないことを質問できなくで悔しい思いをしました。そのため、英語を話せるようになりたいという思いが強くなりました。今回の授業では、洋楽を聴きながら歌詞を穴埋めしたり、先生の出身国についてのクイズがありました。私は、英会話のプログラムを通して英語力を上げることと、先生が教えてくれる海外の文化も知り、また日本の文化を英語で紹介できるようになりたいです。そして、わからないことは積極的に質問していきたいです。
北浦未歩選手(中2:7期生/RESC GIRLS U-15)
私は、将来海外遠征に行くときに備えて、英会話のプログラムを通して英語が少しでも話せるように頑張りたいです。今回の英会話のプログラムでは、先生の出身の国について、首都や食べ物や有名な場所などを教えてもらいました。そして覚えた英単語で伝言ゲームをしたり、クイズに答えたりしました。英語だけではなく、文化なども知ることができて楽しかったです。今はわからないことの方が多いけど、1年間英会話に取り組んだ後で少しでもわかることが増えているように、頑張って勉強していきたいです。そして英会話の授業を楽しみながら取り組んでいきたいです。
松本琉那選手(中1:8期生/バニーズ京都SC flaps U-15)
JFAアカデミー堺に入校してから初めての英会話のプログラムを受講しました。難しい単語が出てきましたが、先生の後に続いてみんなで一緒に発音を練習したり、クイズに答えていくうちに英単語を覚えることができました。チームで点数を競うクイズもあって、みんなで楽しみながら英語を勉強することができました。将来、海外で英語でコミュニケーションをとれる選手になるために、今からしっかり努力して英語力を上げていきたいです。
JFAアカデミー堺 新入生が入校して1ヶ月 #jfa #nadeshiko
JFAアカデミー堺は、4月に8期生を迎えて新年度がスタートしてから1ヶ月が過ぎました。アカデミーのあるJ-GREEN堺は、5月に入って気候が温暖になり、日照時間も長くなりました。選手たちは16時過ぎに中学校から下校すると、J-GREEN堺のグラウンドでトレーニングに取り組みます。
週末帰省型のJFAアカデミー堺では、選手たちはゴールデンウィークには自宅に帰省し、それぞれの所属チームで活動しました。選手たちの多くは、各所属チームでJFA第24回全日本U-15女子サッカー選手権大会の府県予選に出場し、地域大会出場を目指して熱い試合を繰り広げました。夏の全国大会出場を目指して、引き続きトレーニングに励みます。
5月9日(木)~12日(日)にかけてJ-GREEN堺にて行われた「キヤノンガールズ・キャンプ JFAエリートプログラム女子U-13トレーニングキャンプ」には、8期生(中学1年生)6名が参加。全国から集まった同年代の選手とトレーニングに取り組み、多くの刺激を受けた4日間になりました。
5月20日(月)、21日(火)には、堺市立月州中学校の1学期中間テストが実施されました。8期生(中学1年生)にとっては、初めての定期テストで、トレーニングと勉強の両立を目指して早朝から学習する姿が見られました。
JFAアカデミーでは、現在2020年度入校生を募集中です。
詳細はこちらをご確認いただき、各締め切り日までにお手続きください。
また説明会を各地で実施しています。説明会は事前申し込み不要で、どなたでもご参加いただけます。
JFAアカデミー堺 説明会
日時 | 場所 |
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6月23日(日)18:00~ | 一般社団法人大阪府サッカー協会 〒550-0004 大阪府大阪市西区靱本町1-7-25 イトーダイ靭本町ビル6階 |
7月7日(日)19:00~ | 一般社団法人大阪府サッカー協会 〒550-0004 大阪府大阪市西区靱本町1-7-25 イトーダイ靭本町ビル6階 |
アカデミーコメント
今林歩乃佳選手(中3:6期生/大阪市レディースフットボールクラブ)
8期生が入校し、私は3年生になりました。入校式で8期生を見ていると、自分たちが入校したときのことを思い出し、今日までの日々があっという間に過ぎたように感じました。
入校したばかりの頃の8期生はとても緊張しているように見えました。それを見ていると、私たちも同じように緊張していたことを思い出しました。そんなとき、先輩達が話しかけてくれたことで緊張をほぐしてくれたので、私も1年生にたくさん話しかけたり、わからないことは教えるようにしました。
今年は受験生です。休日の勉強時間を増やして、去年よりも意欲的に学習に取り組んでいます。サッカー面では、今は足首を怪我していて、別メニューでトレーニングしています。復帰したときに良いパフォーマンスが出せるように、体幹を鍛えたり、今できることに前向きに取り組んでいきたいと思います。
渡邊絢音選手(中2:7期生/ASハリマアルビオンユース)
8期生が入校しても、私は上級生になったという実感が湧かずにいました。後輩に色々なことを教えていかないといけないと考えると、不安な気持ちでいっぱいでした。でも、1年生は私が教えることをしっかりと聞いてくれました。寮の中でたくさん話をしてコミュニケーションをとるようにして、仲良く生活することができています。私の今の目標は、柔軟性を高めて怪我をしない身体をつくることと、パスの精度を上げることです。ストレッチを欠かさず行ったり、ひとつひとつのパスを丁寧に練習していきます。
2年生になって、上級生らしく変化したことはまだないと思いますが、サッカーも勉強も頑張って成長していきたいです。
永田優奈選手(中1:8期生/RESC GIRLS U-15)
JFAアカデミー堺に入校して1ヶ月が過ぎました。最初のうちは、洗濯機の使い方や時間配分などがわからず大変なこともありましたが、先輩達から色々教えてもらって、今は生活に慣れてきました。自由な時間を持つこともでき、楽しくなってきました。サッカー面では、体幹トレーニングや走る姿勢を改善することに取り組み、スピードのあるドリブルができるようになってきました。これまで自宅で親がしてくれていた洗濯や掃除などを自分だけでするのは大変です。しかし、大変だということに気づいたことで、これから家に帰ったときにも家の手伝いをしっかりしようと思いました。私は3年間で一歩でも夢に近づき、サッカーの技術はもちろん人としての礼儀やマナーもしっかり身につけていきたいです。
JFAアカデミー堺 今年度最初のマナーセミナーを実施 #jfa #nadeshiko
6月3日(月)、JFAアカデミー堺では今年度最初の「マナーセミナー」を実施しました。
今回は、「マナーとは」をテーマに、マナーとルールの違いや、何のためにマナーがあるのかについて話し合ったり、挨拶の方法や動作の意味について学びました。
挨拶と自己紹介の練習では、自分の名前が相手にはっきりと聞こえるように発音を練習したり、聞いている相手にとって気持ちの良い言葉遣いや表情、姿勢などを学びました。
また、国によって伝統や文化が違うためマナーやルールにも違いがあり、同じ動作でも国によって違う意味になってしまうことについて説明がありました。選手達は驚いた様子で興味深く先生の話を聞きながらノートにメモを取っていました。
JFAアカデミーでは、現在2020年度入校生を募集中です。
詳細はこちらをご確認いただき、各締め切り日までにお手続きください。
また説明会を各地で実施しています。説明会は事前申し込み不要で、どなたでもご参加いただけます。
JFAアカデミー堺 説明会
日時 | 場所 |
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6月23日(日)18:00~ | 一般社団法人大阪府サッカー協会 〒550-0004 大阪府大阪市西区靱本町1-7-25 イトーダイ靭本町ビル6階 |
7月7日(日)19:00~ | 一般社団法人大阪府サッカー協会 〒550-0004 大阪府大阪市西区靱本町1-7-25 イトーダイ靭本町ビル6階 |
アカデミーコメント
田中美緒選手(中3:6期生/ASハリマアルビオンユース)
私が今回のマナーセミナーで初めて知ったことは、日本のマナーと海外のマナーは違いがあるということです。プロトコールという世界共通のマナーがあることを教えてもらいましたが、そのプロトコールと日本のマナーで大きく違うのが対面場面と左右の上位についてです。
対面場面で、プロトコールでは楽な姿勢をとっている人の方が偉い立場になりますが、日本では目線が高いところにある人が偉いという考え方があります。目上の人と対面するときに、楽な姿勢ではなく立って挨拶する場合と、相手より目線を低くして座って挨拶するのとでは大きく違います。
また、左右の上位もプロトコールでは右が上位で日本のマナーでは左が上位という様に逆になります。
世界と日本で違いがあることも知らなかったけれど、立つ場所に順位があることも知りませんでした。間違える前に教えてもらえて良かったです。どういう場面でどんな行動が正しいのか、教わったことを忘れずに活かしていきたいです。
藤田祐穂選手(中2:7期生/長岡京SCレディース)
世界共通のマナー、日本のマナー、学校でのマナーなど、世の中にはたくさんのマナーがあります。そのマナーがなぜあるのかについて考えました。マナーはルールと少し違って絶対に決められていることではありません。やらなければいけないと決まっていなくても、相手を喜ばせる気持ちや、みんなが気持ち良く生活できるようにと思う気持ちから表れるのがマナーだと思いました。だから、平和な世の中にするためにすごく大切なことだと思います。
今回は聞いている相手に聞こえやすい挨拶を練習しました。お腹のどこから声を出すことを意識して大きな声で、そして笑顔で相手の目を見てはきはきと話すようにしていきたいと思います。いろいろな場面でのマナーを教えてもらったので、自分の行動をマナーと照らし合わせて見直して、基本のマナーをしっかり身につけようと思いました。
枚田乙愛選手(中1:8期生/RESC GIRLS U-15)
マナーセミナーでは、挨拶や、ルールとマナーの違い、自己紹介の方法などを教わりました。知らないことがたくさんありました。
人は、初対面の人と会ってから3秒でその人の第一印象を決めると聞いて、私はとても驚きました。その印象を良いものにするためには、「笑顔、身だしなみ、姿勢」が大切であると教わりました。お辞儀も場合によって角度が違い、それぞれに意味も知りました。挨拶は日常的に行うものなので、教えてもらったことを意識してその場にあった挨拶ができるようにしていきたいです。
マナーを知ることは、サッカーの場面でもピッチ内やピッチ外で人として当たり前の立ち居振る舞いをするために必要だと思いました。学んだことを日頃から実践していきたいです。
アカデミー堺 JFAプログラム「海外遠征」~JFAアカデミー堺スタッフ通信Vol.8 #jfa #nadeshiko
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー堺のレポートを担当するのは三輪由衣コーチです。
海外遠征~USA CAMP~
JFAアカデミー堺コーチの三輪由衣です。今年で6年目となります。また、JFAナショナルトレセンコーチ関西女子担当を兼任しています。JFAアカデミーでは、オンザピッチでのトレーニングだけでなく、オフザピッチでも「JFAプログラム」と称した様々な活動を実施し、人間的に成長できるようアプローチをしています。今回はそのJFAプログラムの一つである、海外遠征について紹介させていただきます。
JFAアカデミー堺では、1期生から継続して、中学2年生の時期にアメリカ遠征(USA CAMP)を実施しています。アメリカは女子サッカーの先進国。世界トップレベルのサッカーを肌で感じ、スポーツ文化に触れることで世界を身近に感じる機会となり、将来の自分を意識するきっかけにもつながります。さらに英語圏であるアメリカで、これまでに学んできた英会話の実践とコミュニケーション能力の向上を目指すことを目的の一つにしています。
このUSA CAMPに向けて、アカデミー生は2~3ヶ月前から、アメリカの基本情報から文化・教育・歴史について理解を深め、準備を進めます。さらに、空港や移動、ホームステイ先での英会話のために、基礎的な英単語を調べたり、マナーを学んだりしながら、より充実したキャンプにするべくしっかりと事前学習を行います。
On The Pitch
今年のUSA CAMPでは、3試合の親善試合を行いました。アメリカの選手はフィジカルに優れ、圧倒的なスピードのある選手が多く、日本では経験することができないレベルの速さを体感しました。守備では全体をコンパクトに保ち、予測しながらボール状況に応じてポジションを修正してプレーすることを常に意識し、攻撃ではGKを含めた丁寧なビルドアップ、攻撃方向を意識しながらのポゼッションを大切にプレーすることで、相手ゴール前でのチャンスをたくさん作ることができました。
Off The Pitch
オフザピッチでは4日間のホームステイを通して現地の生活や文化を体験しました。ネイティブな英語に初めは戸惑いながらも次第に積極的にコミュニケーションをとる姿が印象的でした。ホストファミリーのオープンマインドな姿勢やホスピタリティーを感じて学ぶことが多く、充実した時間を過ごすことができました。
また、名門スタンフォード大学を訪問し、大学バスケットボールの公式戦を観戦しました。さらにあらゆる種目のアスリートが利用するトレーニングジムや各種目別の専用施設も見学し、大学スポーツの規模の大きさや充実した環境を目の前にし、将来の自分をイメージする良い機会となりました。
最終日にはサンフランシスコへ行き、食事やショッピングなど各々が自身で行い、海外の文化に触れました。
まとめ
世界で活躍する選手となるためには、JFAアカデミーのフィロソフィーを体現するような「自ら考え、判断して行動できる自立した人間」であることが求められます。JFAアカデミー堺ではUSA CAMPを通して世界を身近に感じると同時に、強豪チームとの対戦から得た現状の成果と課題を明確にしつつ、「世界基準」のプレーを求めて日々の活動に取り組んでいきます。
JFAアカデミー堺 アカデミー生によるアカデミー紹介 #jfa #nadeshiko
JFAアカデミー堺は、平日は寮に寄宿してアカデミーでの活動を行い、週末や長期休暇は帰省して地元のチームで活動する週末帰省型を採用しています。選手たちは金曜日の夕方にそれぞれの自宅へ帰省し、日曜日の夕方に寮に戻ってきます。
JFAアカデミー堺の寮は、「堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター(愛称:J-GREEN堺)」の宿泊施設「DREAM CAMP」内に位置しています。DREAM CAMP の一部を寮として専用利用して生活しており、トレーニングは寮のすぐ目の前に広がるJ-GREEN堺のグラウンドで行っています。
今回は、選手目線でJFAアカデミー堺での生活を紹介します。
JFAアカデミーでは、現在2020年度入校生を募集中です。
詳細はこちらをご確認いただき、各締め切り日までにお手続きください。
また説明会を各地で実施しています。説明会は事前申し込み不要で、どなたでもご参加いただけます。
JFAアカデミー堺 説明会
日時 | 場所 |
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7月7日(日)18:00~ | 一般社団法人大阪府サッカー協会 〒550-0004 大阪府大阪市西区靱本町1-7-25 イトーダイ靭本町ビル6階 |
アカデミー生コメント
林織羽選手(中3:6期生/ASハリマアルビオンユース)
寮生活について紹介します。JFAアカデミー堺は、1学年12名ずつの合計36名で寮生活を送っています。学年混合の4人部屋が9部屋あり、学期に1回部屋替えを行います。
毎朝6時30分から、部屋ごとに割り当てられた担当場所の掃除を行います。その後、全員揃ってダイニングで朝食です。ボリュームがあって、入校したばかりの時は食べるのに時間がかかり、慣れるまでは少し大変でした。でもサッカー選手としての身体作りのために、たくさん食べることは欠かせません。学校が終わって寮に帰ってきたらすぐにトレーニングの準備をしてグラウンドに出ます。J-GREEN堺のきれいに整えられた芝のピッチで練習します。ときどき、天然芝を使って練習ができる日もあり、楽しみにしています。練習後は、入浴、夕食のあと、学習時間があり、22時30分に就寝します。
寮生活は充実していて、一日があっという間のように感じることが多いです。毎日共に過ごす仲間との絆も深まります。サッカーが上手くなりたいと思う人にとってとても良い環境です。
江口碧華選手(中2:7期生/RESC GIRLS U-15)
学校生活について紹介します。私たちは堺市立月州中学校に通っていて、J-GREEN堺から中学校までは、路線バスを使って登校しています。
中学生になって、中間や期末テストなど大変なことがありますが、友達がたくさんできたり、おもしろい先生に出会えて、学校生活はとても楽しいです。月州中学校には、たくさんの行事があります。なかでも私たちアカデミー生が一番楽しみにしているのは体育大会です。体育大会の日は、いつもより豪華な体育大会特別のお弁当を、ドリームキャンプとアカデミーのスタッフが用意してくれるので、みんなとても楽しみにしています。そして、アカデミー生の多くはクラスの代表として、リレーや短距離走、800メートル走などに出場したり、リレーではアンカーを任されたりと活躍します。なかでも、800メートル走の月州中学校記録はJFAアカデミー堺の先輩の記録です。
他にも校外学習や合唱コンクールなど、楽しい行事がたくさんあります。また、学校の先生は身だしなみや挨拶などの基本的な生活ルールについてしっかりと指導してくださいます。いつもしっかり見てくれているので、人間性も育ててくれます。
中野結來選手(中1:8期生/AC.gloria girls)
練習について紹介します。今、1年生の練習では、基礎的なことを徹底してトレーニングしています。ボールを使う前に、走り方のフォームを改善したり、体幹を鍛えることに取り組んでいます。
スピードや持久力などを測定するフィジカルテストが年に2回あり、自分の記録を確認することができます。パスやコントロールの練習でも、ただ何回も練習するのではなく、精度にこだわって取り組みます。2年生や3年生と一緒にトレーニングをする機会もあります。そういう時は、自分たちとの違いがはっきりわかります。先輩たちは、距離があってもゴールをどんどん打っています。ゴールへの意識が私たちと全然違ってとても高いので、見習おうと思っています。先輩たちと一緒にトレーニングして気づいた課題を、1年生だけのトレーニングの時に意識して改善できるように練習をしています。JFAアカデミー堺で平日トレーニングしたことが、週末の自チームでの活動で発揮できたときは、とても嬉しいです。
JFAアカデミー熊本宇城でトレーナーミーティングを実施 #jfa
JFAアカデミーでは、選手たちが世界基準で活躍する人間になるべく、サッカーはもちろんのこと、教育も重視し、社会をリードしていける真の世界基準の人材育成を目指しています。
7月10日(水)、7月11日(木)の2日間、JFA専任トレーナー、医学委員のドクター、そしてJFAアカデミーのトレーナーが集まるトレーナーミーティングをJFAアカデミー熊本宇城で行いました。日本代表活動やJFAアカデミーでの取り組みについて意見交換の場となり大変貴重な機会となりました。
次回は10月にJFAアカデミー今治(愛媛県今治市)で開催予定です。
JFAアカデミーでは、現在2020年度入校生を募集中です。
詳細はこちらをご確認いただき、各締め切り日までにお手続きください。
また説明会を各地で実施しています。説明会は事前申し込み不要で、どなたでもご参加いただけます。
JFAアカデミー熊本宇城 説明会
日時 | 場所 |
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7月28日(日)16:00~ | JFAアカデミー熊本宇城(宇城市立ふれあいスポーツセンター) 〒869-0606 熊本県宇城市小川町河江52-1 |
8月18日(日)16:00~ |
参加者コメント
前田弘 JFAアスレティックトレーナー
JFA専任トレーナー3名、医学委員のドクター2名、JFAアカデミーで活動するトレーナーは福島3名・堺1名・宇城1名・今治1名、計11名が参加しメディカルを中心に色々な事を話し合いました。日々選手達のサポートをしているトレーナーですが、今回のミーティングで選手たちへの意識付けが一番重要だと感じました。私はトップチームの選手達と接する機会も多くありますが、トップになる選手達に共通して言えることは、良い習慣とセルフコンディショニングをしっかりと日常化し、選手として自立していることです。今回は我々トレーナーの意識も再確認できた有意義なミーティングでした。
安藤貴之 JFAアカデミー福島トレーナー
今回のトレーナーミーティングではアカデミーでの取組みや情報の共有、代表カテゴリーでの活動報告、代表的な傷害に対する講義が行われました。アカデミー間で共通の認識を持つことは、様々な問題を共有し解決することに繋がります。また、各代表カテゴリーの活動報告や傷害対応の講義では、アカデミー現場に還元できる内容であり、有意義な意見交換ができたように感じます。今後も今回のような意見交換の場を増やしながら、日々の取組みの研鑽を重ねていきたいと思います。
岩佐朋樹 JFAアカデミー熊本宇城トレーナー
各アカデミーでの取組みを振り返り、良い点や課題となった内容について意見交換をし、アカデミーのトレーナーとして、どんな環境でも自己管理のできる選手を育てるという目標を再確認することができました。また、JFA専任トレーナー、ドクターからは代表活動における遠征中および日常生活での取組み、そして育成年代に発生する傷害対応についてのレクチャーがあり、各代表カテゴリーでの経験や取組みを知る有意義な機会になりました。今後はこのミーティングを活かしてアカデミーでの活動に励みたいと思います。
JFAアカデミー堺 JFA簡易救命講習会「JFA+PUSHコース」を受講 #jfa #nadeshiko
7月16日(火)、JFAアカデミー堺では、選手、スタッフ合わせて41名がJFA簡易救命講習会 「JFA+PUSHコース」を受講しました。
講習会ではまず、脳振盪と熱中症について、実際のサッカーの試合で起きた事例の映像を見ながら、その危険性と正しい対応方法について学びました。
その後、CPR(心肺蘇生法)とAED(自動体外式除細動器)の使用に関する実技講習が行われ、専用のキットを用いて実際の動作を練習しました。中でも、心臓に見立てたクッションを1分間に100回の速さを保って、途切れることなく両手で強く押し続ける胸骨圧迫(心臓マッサージ)の実技練習では、選手達が声をかけながら懸命に実践している姿が見られました。
JFAアカデミーでは、現在2020年度入校生を募集中です。
詳細はこちらをご確認いただき、各締め切り日までにお手続きください。
アカデミー生コメント
正木美里選手(中3:6期生/Atletico FeminA)
私は初めてPUSH講習を受講しました。はじめに熱中症について予防や対処法を学びました。夏休み中は暑い中で試合をすることが多くなります。熱中症を防ぐためには、水分をこまめに摂ることや、身体を冷やすこと以外に、しっかりと睡眠をとることとご飯をしっかり食べることも大切だと学びました。サッカーのプレー中は何が起こるかわかりません。ボールが強く胸に当たることで心肺停止する事故もあると知りました。そのようなときのために、AEDの使い方と、心臓マッサージの方法を練習しました。実際に練習してみると、思った以上に力が要るし、1分間に100回の速さで胸骨を圧迫し続けるのはかなり大変だとわかりました。練習では30回くらいで交代しましたが、実際には救急隊員の人が到着するまで続けなければなりません。いつ何が起こるかわからないので、もし周りの人が倒れた場合には、講義で学んだことを活かして命を助けたいです。
石田萌華選手(中2:7期生/pazduro)
私はこの講習で、脳振盪の怖さを知りました。私は今まで脳振盪になったことがなく、あまりよく知りませんでした。頭を打って脳振盪の症状が出ると、そのあとで急性硬膜下血腫や脳振盪後症候群になる場合があって、そうなるとすぐには回復できないそうです。脳振盪になった後は意識をすぐに取り戻すことが多いけれど、軽い病気ではなく、甘くみてはいけないとわかりました。もしもサッカーの練習中や試合中に誰かがピッチに倒れた場合には、「気づく、知らせる、プレーをやめさせる」ことが大切だと教えてもらったので、何かあったときにはそれを思い出して、少しでも人を助けられるようになりたいと思いました。
塩見尚子選手(中1:8期生/バニーズ京都SC flaps U-15)
私はPUSH講習を受講して、周りで人が倒れたときにどのようにして命を助けるのかということを学びました。日本で、心臓が急に止まって倒れる人は1年間で約7万人もいると知りました。身近で起こることもあり得るので、命を救う方法を知ることは大切なことです。もしも心臓が止まって倒れてしまった人がいたら、救急車が到着するまで、胸骨圧迫をし続けることが大切だと学びました。さらに、大きな声で周りの人に伝えることも大切だと知りました。簡単なことでも、行動に移すことで命を守ることができるかもしれないので、しっかり覚えておこうと思いました。もう一つ、脳振盪について学びました。脳振盪のままプレーを続けると、とても危険なので、もしも試合中に選手が倒れたら、それが相手チームの選手であっても気づいたらすぐにプレーをやめさせて周りに知らせるなど、健康を守るために行動していこうと思いました。
JFAアカデミー堺 1学期の活動を振り返って #jfa #nadeshiko
4月に入校した8期生(1年生)は、初めは慣れない寮生活に戸惑いながらも、先輩にアドバイスをもらったり、仲間で協力しあって一生懸命活動に取り組んでいました。中学校では初めての校外学習があり、クラスの仲間との親睦を深めた様子でした。入校したばかりのころは何事にも緊張していた8期生(1年生)ですが、1学期終盤の頃には寮内に笑い声が響き渡るほど元気いっぱいに過ごしていました。
7期生(2年生)と6期生(3年生)は、7月3日(水)にU-14中国女子代表チームとトレーニングマッチを実施しました。同年代の海外の代表チームと対戦できる貴重な機会に、選手達は高いモチベーションで挑み、工夫してボールを奪いながら果敢にゴールを狙いました。
また、6月7日(金)から7月7日(日)にかけて開催されたFIFA女子ワールドカップフランス大会期間中は、毎日のようにテレビの前に集まって世界トップレベルの試合を観戦する様子が見られました。
週末帰省型のJFAアカデミー堺は、中学校の夏休み期間に合わせて、長期帰省となります。約1カ月の間、所属チームでの活動に専念します。2学期に成長した姿で再会できるよう、それぞれ目標を持って夏休みを過ごします。
JFAアカデミーでは、現在2020年度入校生を募集中です。
詳細はこちらをご確認いただき、各締め切り日までにお手続きください。
アカデミー生コメント
田中晴菜選手(中3:6期生/FC BASARA甲賀レディース)
1学期は、左右両方質の高いキックができるようになることを目標にして練習に取り組みました。左足で蹴ることが苦手ですが、練習後に自主練を重ねていくうちに少しずつ上手く蹴ることができるようになってきました。1学期の間に、高校生と練習試合をする機会が何度かありましたが、左足のシュートで点を決めることができた時もあり、目標を具体的に持って取り組んでいくことは大事だなと思いました。
7月に行ったU-14中国女子代表チームとのトレーニングマッチでは、初め相手のスピードがとても速くてついて行けませんでした。しかし、なんとか改善しようと相手の動きを予測して自分が動いたり、球際を強く行くことで、インターセプトできるようになりました。これからも目標をしっかり立てて、達成できるように頑張っていきます。
西嶋桃花選手(中2:7期生/RESC GIRLS U-15)
8期生が入校してきて、私は中学生になって初めて先輩という立場になりました。最初は後輩がいるということに慣れませんでしたが、たくさん話をして必要なことを教えることができました。サッカーのトレーニングでは、高校生やU-14中国女子代表チームを相手にたくさん試合をしました。身体の大きい相手に対してどう対応するのかを考えながらプレーできました。そうした中で、ラスト10分の集中力を高めるという課題を見つけました。試合で見つけた課題を改善しようと、一日一日の練習に全力で取り組むことができました。
生活面では、運動で失った栄養を摂るために、夕食では毎日ご飯を2杯以上食べるようにしました。夏休み中には、ロングキック、パス、コントロールの質を高めること、暑さに負けない強い身体を作ること、を意識して取り組みたいと思っています。2学期に、成長したと思ってもらえるようなプレーができるように、努力します。
堤日香梨選手(中1:8期生/バニーズ京都SC flaps U-15)
私は、JFAアカデミー堺に入校する前は「楽しそうだな」と思っていたけれど、入校して寮生活が始まると、思っていたよりも大変なことがたくさんありました。それは、朝の起床時間が小学生の頃よりも早くなることや、家族以外の友達と一緒に生活をすることや、食事の量が多いことです。寮生活のリズムに慣れるまでは苦戦しました。しかし、トレーニングで本格的にゴールキーパーコーチに教えてもらうことができて、とても嬉しいです。細かいポジショニングや構えのタイミングを教えてもらうことができ、守備範囲が広がってきたように思います。私は、まだ足もとの技術が足りないので、夏休み中に左足のキックを練習して、上達したいです。先輩たちよりも上手になれるように、これからも頑張りたいです。
簡易救命講習会「JFA+PUSHコース」をJFAアカデミー堺にて開催 #jfa #nadeshiko
日本サッカー協会(JFA)は、ピッチ上の選手の安全を守ることを第一とした「スポーツ救命ライセンス講習会」と「JFA+PUSHコース」を2017年から実施しています。「JFA+PUSHコース」は、特別な医学の知識がなくても小学生から保護者・指導者まで2時間ほどで手軽に学ぶことができます。
7月16日(火)JFAアカデミー堺で、アカデミー生、スタッフ、J-GREEN堺の施設関係者等61名を対象にJFA簡易救命講習会「JFA+PUSHコース」を開催しました。古家信介先生(スポーツ救命プロジェクトメンバー)が、熱中症と脳振盪(のうしんとう)などに関する講義を行いました。
実技は「誰かが倒れた時に、声をかける勇気」をできるだけ多くの人に伝えるため、NPO法人大阪ライフサポート協会/PUSHプロジェクトが提唱する「PUSHコース」を行いました。心肺蘇生の中でも最も重要な「胸骨圧迫とAEDの使い方」を習得するため、CPR(心肺蘇生法)トレーニングキット「あっぱくんライト」を用いて、胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)の使い方を学習しました。
約2時間の講習会の後、受講者全員に受講証が手渡されました。
※開催希望の団体は、以下の問い合わせフォームより必要事項をご記入の上、送信ボタンをクリックしてください。
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講師コメント
古家信介さん(大阪市立総合医療センター救命救急センター)
先日JFAアカデミー堺およびJ-GREEN堺の関係者、スタッフを対象として「JFA+PUSHコース」を開催しました。2時間があっという間に過ぎてしまう程、皆さん熱心に講義と実技に参加されていました。J-GREEN堺はサッカーフィールドやフットサルフィールドが多く、日本でも有数の運動施設だと思いますし、そういう場所だからこそ多くのスタッフがこういった知識や技術を習得することは大いに意義があると思います。また、JFAアカデミー堺の選手たちにとっても、サッカーやスポーツの現場で起こりうる事象への対応を知っておくことで、行動できることにつながると思います。受講者の皆さんが楽しそうに参加されており、印象的でした。内容も難しくなく、小学生くらいからなら受講も問題ないと思います。PUSHコースは幼稚園児でも参加可能ですので、興味がある方はお問い合わせいただけたらと思います。
受講者コメント
大槻良太さん(一般社団法人大阪府サッカー協会)
JFA簡易救命講習会「JFA+PUSHコース」を今回初めて受講しました。講義では脳振盪と熱中症について、実技は胸骨圧迫とAEDの使い方について約2時間学ばせていただきました。実際の映像を見ながらの講義は事故発生時の緊迫した雰囲気を感じることができ、今までの経験上理解はしていましたが、今回の講義を受け改めて頭の中を整理することができました。講義後は、実際の場面を想定したシミュレーションを行い、受講者全員が緊迫感を持って実技しました。実際そういった場面に遭遇した場合、正しい行動がとれるのかが重要だと感じました。一番は緊急事態が起こらないよう予防措置を取ることが大事ですが、発生した時に如何に冷静に迅速に適切な対応が取れるのか、正しい知識と行動する勇気を持つことがスポーツに関わる者として必要最低限の責任であると思います。
J-GREEN堺は日本最大級のサッカー・ナショナル・トレーニングセンターで、毎日多くの大会や試合が開催されており、保護者・観戦者含め多くの方が来場されます。夏場においても暑熱対策を講じていますが、予防と処置を正しく行って安全で安心なサッカー環境を提供し続けることが私たちの責務と感じました。
石倉一峰さん(J-GREEN堺ドリームキャンプサブマネージャー)
今回、講習会を受講し、救命に対しての知識を持つことがとても大事であると改めて感じました。講義では脳振盪と熱中症、実技では胸骨圧迫とAEDの使い方について、学びました。はじめに実際にサッカーをプレーしている際の事故の映像を見ることにより、脳振盪の危険性を具体的にイメージすることができました。実技の胸骨圧迫とAEDの使い方についてはJ-GREEN堺に来場される方の安心安全を第一とした環境作りができるよう、定期的に社内でも講習を受けております。胸骨圧迫やAEDを使用しなければならないような事故は、起きないに越したことはありませんが、そのリスクはゼロではありません。自分自身がその場面に遭遇した時に、即座に適切な行動ができるかどうかは、ただ頭で理解するだけではなく、実技講習の内容がきっちりと身についているかどうかが大きいと感じました。またそういった場面はいつどこで起こるかわかりません。講習で学んだことを常に心に留め、これからの施設運営に活かしていきたいと思います。
アカデミー堺 ~GKの「成果と課題」~JFAアカデミー堺スタッフ通信Vol.9 #jfa #nadeshiko
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー堺のレポートを担当するのは櫛引実GKコーチです。
一年ごとの評価
JFAアカデミー堺でGKコーチをしている櫛引実です。今年で4年目になります。
現在、アカデミー堺にはU-13~U-15まで全36名中3名のGKが在籍しています。今回は3名のGKの「成果と課題」を中心に取り組みを紹介します。
JFAアカデミー堺ではチームとして活動をしていないので、普段のトレーニングでは個の育成を重視しています。そして1年ごとに評価をしていますが、3年間でU-15として獲得させたいテクニックを積み上げられように指導しています。まずはどのような項目でどのように評価しているかを述べたいと思います。
項目は大きく分けて4つあり、それを5段階で評価しています。4つの項目はテクニック(OFとDF)、フィジカル、メンタル、日常生活(寮生活と学業成績)です。5段階評価はS・A・B・C・Dで、Sはストロング、Bは標準、Dはウィークポイントですぐにでも改善が必要な項目となります。
また4つの項目も、テクニックはオフェンス面とディフェンス面を分け、プレッシャーがない時とプレッシャーがあり判断要素(個人戦術)も含めて評価しています。つまり、そこでS評価になるにはゲーム中に正しい判断でテクニックが発揮できるということになります。プレッシャーがない時にできるテクニックはBになります。
フィジカルはフィジカルテストを実施するのでそれをベースに評価しています。項目は10m・40mスプリント、バウンディング、10m×5シャトル、YOYOテスト(間欠性回復力テスト)、VMA(有酸素最大スピード)、垂直飛び、柔軟性テストの7つになります。
メンタルは取り組む姿勢とリーダーシップ、リバウンドメンタリティを主観的に評価しています。日常生活は寮生活と学業成績を中心に評価しています。
以上、4つの項目を総合的に判断して選手の評価をしています。つまり日常のトレーニングもテクニック、フィジカル、メンタルを意識してメニューを作成し、ミーティングをする事でサッカー理解を深められるように指導しています。特にメンタルに関しては役割を与えてできることから始めています。
成果と課題
ここでは3人個別ではなく、3人共通の「成果と課題」を上げたいと思います。
■成果
・フィジカルの向上(スプリント、10m×5シャトル)
・体組成(筋肉量の増加)
・テクニックの向上(ゲーム中でのシュートストップ、ファンクションTRでのクロスの対応、ファンクションTRでのフロントダイブとブロッキング)
・近い距離でのパス&サポート
・取り組む姿勢(TR前の体操やTR後の自主トレ)
■課題
・ジャンプ系(垂直飛び、バウンディング)
・持久系(VMA)
・ゲームの中でのテクニックの発揮(クロスの対応、DFライン背後のケア、左右差の無いキック、ロングキック)
・ボール以外のところのコーチング(リスク管理含む)
・寮生活(特に整理整頓)
以上が3人に共通した「成果と課題」になりますが、学業成績では学年トップの選手や学年で下位の選手、得意科目と苦手科目のはっきりした選手もいます。サッカーではゲーム中のオーガナイズやリーダーシップは学年を追うごとに良くなる傾向にあります。
日々の指導で気をつけているポイント
前述したように4つの項目を5段階評価していますが、3年間(卒校)でB以上の評価ができてSが2~3つけられれば次の年代(U-18)へとスムーズに引き継ぎできると考えています。Dがつくことのないように日々のトレーニングを考えています。
ただ、U-13、U-14、U-15を全く同じ強度、負荷、回数でトレーニングは出来ないので、その辺りは一緒にトレーニングする中で気を付けなければならないポイントです。合流のタイミングやテーマが違うところも気を遣うポイントになります。
また、女子特有の問題に関しては、トレーナーや女性スタッフにアドバイスを受けながら指導しています。そして、個の育成を念頭に考えているので、ポジティブな言葉かけを中心にそれぞれの性格に合った伝え方を心がけています。
彼女たちを3年間でしっかりと目標に導いていけるように私自身も指導力向上を目指しています。